コミュニティにおけるワークショップの実践と考察:大津市石山商店街における石山アートプロジェクトを事例として

摘要

大津市石山商店街におけるフィールドワーク「石山アートプロジェクト」を題材に、ワークショップでまちを再発見する活動と、こうした活動とまちとの関係性について考察する。実践から、ワークショップはまちに関わる様々な領域の人とのコミュニケーション手段やまちを調査する手法として活用できることが明らかになった。本研究では、プロジェクトの関係者・石山商店街と学生による協働プロジェクトの主催者（指導者）・商店街空間でアートに関連した活動を実践している人にインタビューを行い、比較を試みた。また、その比較からまちとワークショップの関係性の差異についての推察も試みた。