室内環境におけるハウスダスト除去に関する研究（その6） 排気位置の違いによる除去効果に関する検討

摘要

近年、住宅の高気密化・高断熱化により室内の温熱快適性が向上している。一方で室内環境は、主要な微生物（ダニ・カビ）の繁殖・成育に適した環境となり、室内における微生物汚染が問題視され始めている。ダニやカビを多く含むハウスダストが浮遊することで、特に呼吸域が床面に近い幼児や児童の暴露量が大きく、アレルギー疾患増加の一因になっていると考えられている。