CFRP積層平板を対象としたセミアクティブ複数モ一ド制振の制御手法による制振効果と口バスト性の検証

摘要

宇宙構造物や航空機は，重量制限や燃費向上のため，よ り軽量な構造が求められている.そのため機体にはアルミ 二ゥム合金や複合材料等の軽量材料が多用される傾向にある.中でもCFRP(Carbon Fiver Reinforced Plastic)は金属材料と比較して比強度，比剛性に優れるが，積層繊維方向によ つて挙動が異なる異方性を有する等，金属材料にはなレ、様 々な特性を有する.また，近年では宇舗造物の大型化が 進み，CFRP構造が大型化すると全体として柔軟で低岡I]性と なるため，低次の振動が生じ易く，宇宙空間では振動が減 衰しにくレ、ため性能低下や構造の破損等に繋がる恐れがあ る.