病院における災害時人命安全計画法の開発: その1　病棟の災害時の患者移送区分及び災害対応体制に関する実態調査

摘要

今回の実態調查によって得られた知見を以下に示す。 1.災害時の移送区分別患者割合は、季節による変動はほとhど無く、年間を通じて概ね化しない。しかし、日ごとの変動は小さいとは言えないため、偏差を考慮に入れる必要がある。 2.小児科系については、9割以上が介助避難の必要な患者であり、これは既往研究とも一致している。3.メンタル（精神科）は、独步患者が存在せず、また、護送患者の割合が81%と非常に高いが、既往研究とほば同樣の傾向である。