シミュレータを用いた間接蒸発冷却式空調システムのエネルギー性能検証

摘要

間接蒸発冷却式空調機は圧縮機を使わず水の蒸発冷却作用で外気を冷却するが、直接蒸発冷却では顕熱の除去と潜熱の增加が同時に発生するのに対して、潜熱は増加せず一定のもと顕熱のみ除去し、さらに顕熱の除去量が直接蒸発より大きいのが特徴である。蒸発量が能力を左右するため、低湿度の諸外国で注目されているが、高温高湿の日本において定まつた評価が示されていない。そこで、間接蒸発冷却式空調機を組み込hだ、空調システムの冷房時のエネルギー性能について検証する。