再生可能エネルギーを活用したアースビル立川の省エネルギー性能に関する研究第3報　中間期における自然換気システムの室内環境測定およびアンケート調査

摘要

自然換気窓閉鎖時及び開放時のどちらにおいても、比較的安定した温熱環境が得られた。その理由の一つとして、執務室は躯体あらわし天井であり熱容量が大きいことが考えられる。室内気流速度分布においては、熱線風速計を用いたため自然換気時の瞬間的な風速変動を捕捉できないが、執務室中央に微小の風速の変化が観測された。アンケート調査では不満側の回答より满足側の回答が約10％高いことと、自然換気システムについて「あったほうがよい」と「どちらでもよい」というような、自然換気に対する肯定的な回答が98％であり、ほとhどの執務者に受容されているといえる。