人体模擬擾乱がある場合のコンビニ内小規模厨房の温熱·空気環境改善に関する研究(第2報)　実験による排気フード形状に関する検討

摘要

人体模擬擾乱がある状況下においてコンビニ內小規模厨房の排気フード形状などの工夫が温熱·空気環境改善にどの程度有効であるのかを実験により検討した。 (1)排気フードの形状を変更する場合、フード下端とフライヤ上端の離隔距難が1.0mとなるようにすることにより、全体的に温度が1°C程度低下した。また、臭気濃度も低下し、売り場へ通じる扉付近の臭気濃度が目標の65以下となり有効な改善方法と判断できる。 (2)従来から使用されている浅型の排気フードに対し、グリスフイルタを2分割にすることにより、フライヤ周辺の温度が低下した。また、臭気濃度も低下し、売り場へ通じる扉付近の臭気濃度が目標の65以下となつた。