実運用時を想定した平板型集熱器の性能評価

摘要

実運用時のように、外界条件の変動が大きい環境下では、カタログ値よりも集熱効率が低い時間帯が多く、入射角による影響が大きいことが分かった。シミュレーションにより、入射角特性を考慮した場合の年間集熱量を算出したところ、カタログ値に比べ約11％減少したほか、前後の集熱器による日影の影響により、約10％日射が減少することが分かった。今回は限定された条件での検討結果ではあるが、太陽熱器の容量設計にあたっては、上記のような影響を考慮する必要がある。