最適制御技術を用いた熱源システムの性能評価手法の開発 (第4報) シミュレーションモデルの精度検証

摘要

本報では、作成したシミュレーションモデルの精度検証として、1年間のシミュレーション結果と実運転データの比較を夏期、冬期、中間期、年間について行った。結果として、冷却水流量の誤差や冷水流量、冷却塔温度やCOPの誤差などの機器の劣化やモデル自体の精度に寄らない誤差は何点か挙げられるが、作成したモデルは全体的に十分な精度を持っており、今後シミュレーンョンモデルを用いた熱源システムの性能管理手法を提案に向けて活用していくことが可能だと考えられる。また、モデルの入力値の誤差や実機とモデルの制御パラメータのずれがモデル全体の精度に大きな影響を与える。次報では、本報で挙げたシミュレーションモデルの問題点にっいてそれぞれ原因を究明、解決するとともに現在構築中のシミュレーションを用いた性能管理手法の内容を報告する。