大学施設におけるエネルギー消費実態の調査研究 その3 エネルギー消費特性と建物熱性能

摘要

2008年の「エネルギーの使用の合理化に関する法律」の改正に伴い、事業者全体でエネルギー消費原単位を年平均1%以上低減することが努力目標として規定された。これは大学施設に対しても適用され、地球環境保全の観点でのCO_2排出量抑制と合わせて対策が急務になっている。このため、新築時の省エネルギー化を図ると同時に、既存建物の建築·設備改修などによる運用エネルギーの削減が重要なとなっている。