過渡故障耐性を持つOut-of-Orderスーパスカラ•プロセッサの評価

摘要

本研究は動的なTFの回復技術に関するものである.RazorⅡの方法では回復できない制御系のパス上での動的なTFまで対応できる，リセットによる回復手法を提案した.本稿では，そのうちコミツト周辺のステージを整理し，これまでに考慮されていなかったストア命令のコミツトを明確にし，その前後を物理的に分離した.現段階ではモデルでしかないため，実際に設計する際のハードウェア量の検討や，その他プロセッサ性能へ与える影響の考察が今後の課題である.問題がなければ将来的に実装•評価まで考えたい.