混和材料を用いたコンクリートの乾燥収縮ひずみに関する実験研究(その3 環境条件および試験条件による影響)

摘要

1)体積表面積比V/Sの乾燥収縮ひずみへの影響は，一定割合で縮小した供試体を全面乾燥しても少なく，供試体を小型化することも可能である。2)乾燥収縮ひずみと質量変化率の関係には，相対湿度による影響が少ない。5)高湿度の環境下では，予測値より実測値が大きい。これは，若材齢の高湿度環境で収縮ひずみが促進された影響,が考えられる。ただし，継続的に高湿度環境下にあれば,比較的早い段階で，乾燥収縮ひずみは収束する。