枠付鉄骨ブレースの接合方法に関する実験的研究 (その3)

摘要

アンカーを集中配置する形式の枠付マンサード型鉄骨ブレース補強架構の水平加力実験により得られた知見は、以下の通りである。①接合部破壊の形式は、枠付きK型ブレースと同様に、引張側柱頭のパンチングシア破壊を伴った形となり、限界変形はR=0.0067rad.(F値換算で1.27)である。②接合部破壊時の水平耐力は(1)式で概ね評価できる。