リユース可能な展開型アーチ構造の改良とその展開挙動に関する実験研究

摘要

展開とは、構成材、形状、展開方法等が異なっても以下の3点を共通の特徵としている。1.最小限の労動力かつ短時間で展開收納可能なこと2.收納効率が高く、運搬時の容各負荷が小さいこと3.繰り返し展開收納できることこのうち最初の2つの特徴を满たす展開型アーチ構造の実施例として、F.Escrigのセビリアのプール屋根があげられる(図1:1996年)。しかし、この構造は施工時に一度展開したのみで、3番目の特徵を活かしていない。そこで、昨年度の研究では、3つの特徵すベてを满たす展開構造の実現を目標としてモデルをし、実大展開收納実験を行った。