都市部におけるコンバージョンによる保育所施設整備の可能性に関する調査研究

摘要

今回、既存建築のコンバージョンによる保育所施設整備はおおむね可能であるが、設置基準等の制限から待機児童対策として、自治体側から有効視されていないという現状が明らかとなった。しかし、待機児童対策は緊急の課題であり、このための暫定的な整備に限るなど、認可保育所の定員·面積基準の緩和、分園設置の推進等を行えば小規模園でも整備しやすくなり、これからのコンバージョンでの保育所施設整備の可能性が拡がる。