鉄骨偏心有孔梁の耐力と塑性変形性能その1 　偏心を考慮した有孔梁の耐力

摘要

本研究で得られた結論は以下の通りである。1) 純せh断耐力および純せh断耐力保持時の曲げ耐力は、　偏心による耐力低下の影響はほとhどなく純せh断耐力　においては、耐力低減には開口率の影響が支配的である。2) 純曲げ時の曲げ耐力は、偏心量の増加により耐力が低　下し、偏心率e=0.4 ～ 0.5 において開口率R=0.4 ～ 0.5　付近で、無孔梁に対して1 割程度の耐力減少がみられた。3) 純曲げ状態から曲げ- せh断、純せh断状態に移行す　るにつれ、有孔梁の偏心による影響は小さくなる。　参考文献は、その2 にまとめて示す。