本実験の範囲において,JIS A 1108 に定められている載荷速度上限値の2倍(毎秒2.0N/mm~2)で試験を行った結果,圧縮強度に影響を与えることが認められた。しかし,最大応力の概ね60%まで高速載荷(毎秒2.0N/mm2)した後,JIS A 1108 範囲内の載荷速度(毎秒0.8N/mm2)に再調節する載荷方法は,圧縮強度,圧縮強度の変動係数及び供試体の縦ひずみに影響は認められなかった。また,高速載荷後にJIS A 1108 に定められている載荷速度への再調節は十分可能であった。
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