パッケージエアコン設置室における室内気流場のCFD 解析手法に関する研究（その5) 冷暖房時の気流解析におけるP.V. 定義面の最適位置に関する検討

摘要

快適な室内環境の実現には空調機器の吹出し気流性状の予測が不可欠である。現在日本の建物にパッケージエアコン( 以下PAC と略す) が導入されている。PAC 吹出し気流を正確に再現できるモデルは様々提案されているが確立されていない。よって本研究では、P.V. 法を用いた解析時間の短縮、解析結果の精度向上を両立するCFD 解析での吹出し口モデルの提案を目的とする。本報では等温・非等温吹出し気流の風速分布が一致する最適P.V. 面位置の決定を目的とする実験の結果を報告する。