河川防災における地理情報システム（GIS）の活用と事前復興・復興デザインへの展開

摘要

以上の通り，水害を想定した事前復興や復興デザインの取り組み事例を紹介したが，一連のデータ構築，分析・評価，事前復興・復興デザインの提案において，GISは有効かつ不可欠なツールである。このような災害と地域文化の関係などを教育現場において活用し，継承していくことも「地理総合」の目指す姿の一つでもあろう。今後も防災教育を含めた広い意味での「教育」と研究の連携・融合をGIS を活用しながら進めていきたい。