安心安全•楽しいみち·住みやすいまち·住む条件についての各主体の生まれつつある意向: クリェィティブな都心地区再生マスタープラン策定のための基礎的考察

摘要

以上のように、本アンケートは都心地区再生にあたり、間接的コミュニケーションではあるが、計画者（研究者）側の現状認識や未来のビジョンと実現方策について、脳の協働の潜在的協力者としての意向の特徴を把握することができた。本アンケート調査結果の、「脳の協働」的成果の反映面をすくいあげてみると、第1に、調査·計画の企画者側としての筆者らが仮説的に設定した土地利用構想に対して大方の共感が示され、まちをどのように変えられるかについてのマクロな感覚的事物の分かちあいが行われたことである。