杭頭ヒンジを有する鉄筋コンクリート造中層杭基礎建物の地震応答に関する研究

摘要

中層建物の応答性状について検討した。3階建てモデル、18階モデルと比較して8喈建てモデルの方が地盤種別による応答の違いが大きいことを確認した。これは応答値が加速度応答スぺクトルの加速度一定領域と速度一定領域の境界近傍に位置したためだと考えられる。どの杭頭条件においても，建物高さが低くなるにつれて地盤による減衰効果が大きくなることが確認でき、また杭頭ピン杭においてその効果が極めて大きいことを確認した。