既存木造住宅の外付け耐震補強工法に関する実験的研究 (その2: 接合部システムの実験)

摘要

本研究では，接合システムの性能を確認するために引張実験を行い，以下の所見を得た。1)提案した接合システムを用い、木ねじで木材と固定することで接合部の最大耐力及び剛性向上が期待できる。2)ワンサイドボルトは、最大耐力以降の靭性確保の面で有効である。3)ワンサイドボルトのサイズの違いによる影響は小さい。