ポリマーセメント系塗膜防水に関する调査研究: その10.品質試験透水試験

摘要

防水材である以上、十分な水密性を有することは必然的な要素である。本防水材の透水量は材料自体の吸水であることが明らかとなり、現在市場に流通している主な材料の透水性については問題ないことが確認された。透水量が、材料の特性上0.1〜0.3g程度有することを踏まえて、昨年刊行された施工指針案の品質基準は、ある程度の許容値を持たせ0.5g以下とした。また、漏水の有無を確認するために実施した下地モルタルの割裂は、判定としても有効手段であると考え、同品質試験方法に反映させ、割裂による判断で"漏水がないこと"も基準として取り入れることとした。