帯電防止床材の性能評価方法に関する研究: 端子の種類および測定距離が抵抗値に及ぼす影響

摘要

以上の結果より、次のことが分かった。①下地の抵抗が床材よりも極めて大きい場合、均質な導電性を示す床材では、端子間の距離と表面抵抗とは直線的な関係を示す。表面抵抗による評価の際には、一定の距離で測定を行う必要がある。② 端子の種類、形状および寸法を変えて測定した表面抵抗値は同様の傾向を示し、いずれの端子を用いても床材の帯電防止性能を評価することが可能である。③ばらつきの大きな導電性を示す床材では、端子の種類によって表面抵抗が異なる傾向を示すことがある。