付着性能に注目したプレストレスト鉄筋コンクリート (PRC)柱梁十字形18分架構の復元力特性に開する研究 (その4 等価粘性減表定数)

摘要

(1)PRC構造の梁せh断力とたおみ角関係において試験体m-2(λ_τ=0.29)はRC構造に見られるような太ったループ形状を示した。その他の試驗体は比較的細い履歴を示したが、純PC構造の梁曲げ降伏先行型のようなS字履歴にはならなかった。(2)接合部中央の梁主筋すベり·PC鋼棒相対ずれが試験体m-2では小さく，試験体M-5では大きい特性を有した2体について，等価粘性滅衰定数h_(eq)の実験値と計算値を比較した。純RCに近い試験体m-2(λ_τ=0.29)ではh_(eq)が30%以上計算値より大きい値を示した。同程度のλ_τである試験体M-5(λ_τ=0.32)では計算値と良く一致した。