住宅を対象とした効率的な暖冷房・換気手法に関する研究その2　数値流体解析（CFD解析）を用いた温風暖房と床暖房時の比較

摘要

①暖房時の換気量は、換気方式に関わらず設定換気風量(0.5回/h)を超え、第2種、第3種、第1種機械換気の順に多くなる。②浮力の影響により、第2種機械換気では1Fの排気口で、第3種機械換気では2Fの給気口で逆流が生じる。③床暖房は、温風暖房より、室内上下温度差、室間温度差が小さく、室内の温熱環境は良好である。④局所空気交換効率(ε_p)には、暖房方式(温風暖房、床暖房)による違いが見られない。⑤換気効率は、換気方式によって差が見られる。第1種、第2種機械換気では、居室のε_pの値が1.0程度または1.0以上となり、換気効率は良く、第3種機械換気は2Fのε_pが1.0以下となり、換気効率は悪くなる。