座屈拘束ブレース付鋼構造建物の耐震性状に関する研究(ブレースの水平力分担率の影響)

摘要

(1)塑性ヒンジ形成の範囲は，ブレースを中心にβが小さいほど全体的に拡がっている。(2)等価せh断型モデルでは，層間連成作用が考慮されず上下階の変位応答にばらっきがある。層間連成作用を考慮できる部材レベルの解析では層せh断力応答はAi分布よりも上層階で大きい。(3)Epは，JPモデルではL3応答がL2の2.25倍に近いがUSモデルでは約3〜40倍と異なる性状を示した。