緑地環境保全地域指定支援システム開発のためのデータベース構築(その1)

摘要

近年、環境保護の意識が高まり緑地の減少は大きな問題であり、このことは生態系のみならず都市環境や人々の生活までに影響を及ぼしている。そこで、緑地の持つ多面的な環境保全機能をより明確かつ迅速に解析するために、平面的に広い範囲でデータ処理が可能なGISが広く利用されてきた。本研究では、大分市で創設された「緑の基本計画」の更なる機能性を得るため、GISデータを用いて定性的な緑地環境データベースを構築し、分析•評価する。その結果からより効果的な緑地保全地域の選定を今後の都市計画の指針として提案し、緑地の維持を推進することを目的とする。