鉄骨枠付筋交い接着接合による耐震補強工法に関する実験的研究: その1 実験概要

摘要

現在、学校建築の耐震補強には鉄骨筋交い増設による強度型補強がもっとも多く使用されており、既設RC架構への接合はあと施工アンカーを用いたものが多い。しかし、この工法はコンクリート穿孔時に振動·騒音·粉塵などを生じ、工事中は隣接する教室の使用が不可能である。このような問題を改善するために、我々は、鉄骨とRC部材(梁)を接着接合した工法を考案し、接合部についてのせh断実験を行ってきた。