制振柱脚を用いた自立型トラス架構に関する研究: その2.実大トラス実験

摘要

本報告では前報(その1)に引き続き、柱脚ダンパーを実大トラスに組込hだ履歴実験について報告する。試験体は図1に示すように、ラック架構から全長6m·幅1mのトラス下部を抜き出したものである。ダンパーは柱脚部に付設し、トラス先端部に油圧ジャッキを取り付ける。載荷プログラムは図2のような変位制御による静的漸增載荷で、1/500を1回、1/200及び1/100を2回，1/66または1/50を架構の座屈またはダンパーが破断するまで行う。