アルカリ骨材反応性試験による各種骨材の判定に関する検討 (その2　厘外暴露および温水養生によるコンクリートの膨張量に関する一考察)

摘要

今回の実驗結果から、以下の知見が得られた。 (1)屋外暴露養生では、迅速法による判定結果が「無害でない」骨材を用いた場合、膨張する傾向であった。 (2)アルカリを添加した供試体は、水分を供給することにより膨張する傾向となり、また、養生温度が高いとさらに膨張量が大きくなつた。 今後は、継続的に測定を続けて行き、各試験方法の判定結果との比較検討と実際のアルカリ骨材反応の関係を明らかにすることをさらに続けていきたいと考える。