高強度材料を用いた高入力せh断力下のヒンジ領域に開口を有する梁の曲げせh断実験

摘要

(1) 主筋にUSD685、σ_B=57.2N/mm2の高強度材料を用い、τm/σ_Bが0.079と非常に高いせh断応力下でも、限界部材角R=0.03rad.以上の良好な変形性能を確保することができた。(2) 本実験から、ヒンジ領域に開口を有する場合、cotΦs≤2.0とすることで、精度良く実験値を評価することができる。(3) 既往文献の結果からcotΦsは5程度まで拡張できるが、その場合の前提条件などは、さらに詳細な検討が必要である。