大地震下における免震建物の応答と損傷特性(その2 :衝突特性と損傷予測)

摘要

①断層近傍強震動などを入力として受ける場合、免震建物は擁壁に衝突する可能性が十分ある。②上部構造の損傷は特に下層部において大きくなる。③衝突時上部構造の層間変形を小さくとどめるためにはその層を強くすればよい。その分免震層への変形は増える。④擁壁との衝突はせいぜい2回程度であり、衝突の有無によらず衝突変位を越す回数はほとhど変化しない。⑤衝突直前の情報を用いて、衝突時の応答を予測する手順を考案した。