ドイツ表現主義建の研究: その15.ハンス•ペルツィヒの初期表現主義建築の造形理念について

摘要

1.ドイツにおける1800～1914年の時代、特にヴィルヘルムⅡ世の時代はナショナリズムが高揚し、独自の民族文化が探求された. 2.この時代はそのまま表現主義初期の時代と重なっている。例えばH.ペルツィヒの作品では伝統的なシレジァ地方の民家や木造教会の屋根や窓やアーチといった造形モチーフの引用が認められる。