余剰地下水を用いた駅構内温熱環境改善に関する研究その2 実測調査概要およびMb 駅での天井フィン冷房システム稼働状況

摘要

本研究は、水資源を活用した技術による夏季の駅構内 温熱環境の改善効果を検証することを目的としている。 調査対象としたMb 駅は、日本有数の酷暑地帯である 北関東に立地する。前報1)では、Mb 駅の駅構内温熱環 境の特徴として、構内気温が外気温よりも低いものの、 日中は37°Cを超える時間帯もみられたことや、猛暑日 が連続すると躯体蓄熱により構内への放射の影響がみら れることを示し、暑熱対策が必要であることを報告した。