傾聴対話システムのための高齢者音声を用いた発話終了判定

摘要

傾聴対話システムが適切なタイミングで発話を生成するために，話し手の発話終了を判定する手法について検討する. 傾聴対話とは，聞き手が話し手の発話を促進するための対話で，高齢者施設などでは高齢者を話し手として認知症の進行を遅らせる目的で行われている. 専門のボランティアや介護士が聞き手となるが，本研究ではこの代わりを担うロボットを構築することを目的としている. 話を聞く，あるいは対話そのものを楽しむためのロボットはいくつか存在する.