レイヤ2NWにおけるPreemptable フレームの低遅延化に関する一検討

摘要

本稿では，レイヤ2NWにおけるPF の低遅延化を目的として，Frame preemption とInterleave の特性比較を行った．増加するモバイルトラヒックとIoT トラヒックを効率的にアクセスネットワークに収容するため，著者らはフロントホールと非フロントホールトラヒックを同一のL2 ネットワークに収容した，マルチサービス収容アクセスネットワーク（レイヤ2NW）の検討を行ってきた [1, 2]．マルチサービスNW では，フロントホールトラヒックをExpressフレーム（EF）としてPreemptable フレーム（PF）の送信中に割込み転送する遅延低減方式[3]の適用が望ましいが，EF の時間占有率が高まるとPF の遅延は増大するため，PFの遅延低減が課題であった．本稿では，PF の低遅延化を目的として，Frame preemption とInterleave の特性比較を行う．