宇宙監視向けレーダ制御計画作成方式の検討

摘要

SSA(Space Situational Awareness, 宇宙状況監視)におけるRSO(Resident Space Object，衛星やその破片等の飛しょう物体)の監視は，限られた時間内に，限られたセンサで行わねばならない．そのため，ユーザからの膨大な量の監視要求に対して，「いつ」，「どのセンサで」観測するのかを効率的に計画する必要がある．これまで地上レーダを前提とした観測計画作成方式を検討してきたが[1,2]，本稿ではこれまでの検討を基に,レーダを適切に制御し,最適な監視計画を作成する技術を検討した結果を示す．