IoT 社会を支えるフロント技術とクラウド連携

摘要

人のみならず、あらゆるモノがネットワークに接続され、複数のクラウドがアメーバ的に連携する近未来のICT 環境は、図１のように図式化できる。IoT(Internet of Things) は、ビッグデータ解析、機械学習・人工知能、クラウドコンピューティングと密接に関連し、今後の社会を構築するICT の中核技術となる。IoT フロントは、図１のセンサやウエアラブルデバイスなどのモノをスマート化(スマート・オブジェクト) し、最終的にはモノ自身が感じ(Self-Aware)、他からのデータも集約して学習しながら、人の介在なしに意志決定し、サービス提供に必要なアクションをとる(Self-Expressive) システムとして実現される[1]。