グループ学習可能な組込みシステム向け遠隔実習システムの開発

摘要

組込みシステムとは産業機器や家電製品などを制御するために組み込まれるコンピュータシステムのことである．組込みシステムの開発においては，CPLD やFPGA 等によるハードウェア設計の知識やそれを制御するためのマイクロプロセッサ(MPU)のプログラム開発の知識のように，ソフトウェア，ハードウェア設計の両方の知識が必要となる．仙台高等専門学校（以下”本校”と書く）ではMPU とCPLD を搭載したソフトウェアとハードウェアの協調設計を学習するための実習ボードを開発し[1]，授業や社会人向け研修[2]での組込みシステム開発実習に活用している．