フルスペック8K スーパーハイビジョンの100 ギガビットイーサネット伝送装置の開発

摘要

大容量の非圧縮8K 番組素材をイーサネットフレームで伝送する放送局向けシステムの開発を進めている．今回，フレーム周波数が120 Hz，情報量が143 Gb/s のフルスペック8K スーパーハイビジョン（8K/120Hz 映像[1]）から生成したインタフェース信号[2]を，100 ギガビットイーサネット（100GE）2 本で伝送する装置を開発したので報告する．2. フルスペック8K インタフェース信号8K/120Hz 映像のインタフェース信号[2]は，10.692Gb/s の10G リンク信号24 本で構成される（図1）．8K/120Hz 映像を色信号ごとに4K サブイメージ，2K ベーシックイメージに分割した後，タイミング基準コードを付加した48 本のベーシックストリームを生成する．さらに2 本のベーシックストリームごとにワード多重して，8b/10b 符号化後，シリアル化した信号を電気/光変換して合計257 Gb/s の10G リンク信号24 本を生成する．