両端を弾性支持した剛体棒のジャイロダンバによる振幅低減の数値計算

摘要

永久磁石と超電導体から構成される磁気浮上系は，磁気浮上式鉄道[1],人工衛星の姿勢制御[2]などへの応用が期待されている。超電導磁気浮上系には，摩擦や熱伝達による熱歪みが非常に少なレ、ことや，非制御での安定した支持が可能であるなどのメリットがある。一方で，減衰が非常に小さいため，外乱によって振幅が増大しやすく，並進方向の振動と連成して傾き振動が生じるといったデメリットも存在する。