1) 最下層柱中間部にCMU 機構を組み込むことで、ベースシア係数と転倒モーメントは頭打ちとなる。また、全層で最大層間変形角と最大層せん断力係数が概ね低減されることを確認した。2) CMU model とFIX model の最下層柱頭には、同程度の曲げモーメントが発生する。このことより、最下層柱脚浮き上がり架構1) に比べて、CMU 架構は最下層柱に発生する曲げモーメントが柱頭と柱脚に分配され、層剛性確保に有利に働くことを確認した。3) CMU0308 model は、FIX model に比べて頂部水平変位が約15%、ベースシアが約40%低減される。
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