東日本大震災における大槌町の避難所の実態について: その2 地域施設の避難所への転用実態

摘要

本研究は、東北地方太平洋沖地震(表1)において大きな被害を受けた岩手県上閉伊郡大槌町(表2)では、指定避難所以外の地域施設や民間の事業所までも避難所となった。被災時に避難所となった諸施設において、避難生活の負担を軽減するために、いかに協カし合って避難生活を送っていたか、そして、避難所として転用された際の課題があるとすれば、それは何かを明らかにすることである。