クロス・ラミネイティド・ティンバーによる構造の耐震性能に関する研究その 5 振動台実験入力波と加振精度検証

摘要

振動台実験には防災科学技術研究所(茨城県つくば市、以下｢防災科研｣)の振動台を使用した。入力地震動として兵庫県南部地震(1995)における神戸海洋気象台観測波のNS 成分のほか、建築基準法に規定される極稀地震に相当する人工地震動を用いた。また、実験に先立って、人工地震動の小振幅加振により振動台の制御方法に応じた加振精度を確認したうえで、制御方法を決定した。本報では、人工地震動の概要と、加振精度検証の結果を述べる。