『万葉集』神典に歌われた神社鎮座法の最上位基点構成関係「飛鳥の明日香」（神社鎮座法の実証的検証研究 その36）

摘要

本研究は40 年前の厳島神社社殿研究論文に大鳥居と社殿本殿方位が厳島神社と同じ宗像三女神を祀る福岡県宗像大社沖ノ島と大島,田島の三宮の約60kmの並び方向と一致し、宮島と沖ノ島と大山祇神社大三島の神島三島が同緯度で、宮島弥山、厳島神社、摂社地御前神社の南北関係の作為性指摘に始まる。神社鎮座法の有無を明らかにする為に全国約二千の有名神社と八地域の全神社約二千の本殿位置から三社以上の一方位関係と真四方位関係を見出し、神山を加えた関係から富士山と大山だいせんの東西関係の二名山に相互関係性の位置関係による基点性を見出した。