コンクリートの乾燥収縮ひずみ制御方法に関する実験的研究 （その2 収縮低減剤および膨張材を使用したコンクリートの強度性状および膨張・収縮性状）

摘要

本報の範囲で以下の知見を得た。(1)膨張材を内割で、かつ収縮低減剤と併用した場合には、強度低下が大きくなる傾向にある。(2)膨張ひずみを考慮した乾燥収縮ひずみをB 法の膨張ひずみとJIS A 1129-3 の乾燥収縮ひずみの和により評価すると、収縮低減剤と膨張材を併用したSR14+EX① 20、SR14+EX②20、SR14+EX②25 は、いずれも「収縮ゼロ」に分類可能と判断される。