壁土の圧縮強度特性に与える要因に関する研究 その１ 粗粒分含有率・含水比・スサ含有率の影響について

摘要

本報告で得られたまとめを以下に示す。1. 粗粒分含有率に関係なく，含水比やスサ含有率が低いと単位体積質量は高い。2. 圧縮応力度－ひずみ度関係において，スサ含有率が低いと最大圧縮応力度は高いが，最大圧縮応力度後の応力度の低下が顕著である。3. 含水比またはスサ含有率を一定とした場合，粗粒分含有率が30％から40％に増えると最大圧縮応力度は高くなるが，粗粒分含有率が40%より増えると，最大圧縮応力度は低下する。