奥日光エリアにおける地産地消型エネルギーシステム導入効果に関する研究:その３ 温泉熱エネルギー利用可能性に関する調査

摘要

近年、未利用エネルギー利用が注目されてきている。本研究では、栃木県の未利用エネルギーを対象に、未利用エネルギーの利用可能量を調査し、地域のエネルギー資源の特定とそれに対応したエネルギーシステムを明確にする。また、システム更新前後での一次エネルギー消費量・CO_2 排出量の削減量を算出することで、未利用エネルギー利用による効果を定量化することを目的とする。本研究では奥日光地域に加え喜連川地域も対象としているが、２地域で比較することで、特性の違いによる効果や導入すべきシステムの検討、奥日光地域での実践が他地域へ展開する可能性を考慮したためである。