小笠原村沖村浄水場におけるPAC注入のモデル化

摘要

小笠原村の浄水場では、「凝集沈殿+急速ろ過」と いう浄水フローを採用している。これは日本各地で採用 されている浄水フローであるが、小笠原村の水道は小規 模水道であり水源も小さいことから、台風などがもたらす 大雨によって水道原水水質が大きく変動する。また、色 度や濁度が高いことから維持管理が難しい。水質が大き く変化した場合、薬品注入量は熟練職員の経験や浄水 水質によるフィードバックにより対応している。本稿では、 過去5年間の管理データを用いて、凝集剤PAC注入率 のモデル化を行うことを目的とする。